お知らせ

新年挨拶

「瞳は未来へ」新潟県議会議員 尾 身 孝 昭

 令和6年(2024)の年頭にあたり謹んで新春のお喜びを申し上げます。
 元日の能登半島地震は死者不明者の方々が多く、人命救助と共に建物をはじめその被害規模も大きく心が痛みます。一日も早い復旧復興が待たれます。
十日町では震度5、揺れの時間が長く驚きましたが大きな被害はありませんでした(水田・山林などの被害状況は消雪後となります)。
 昨年11月に最高気温が百年ぶりの真夏日になるなど、災害級の異常気象の中、コメをはじめ農産物への影響は大きく、今後更に高温に強いコメの改良や水の確保対策を進め、また本年は新潟地震から60年、中越地震・新潟福島豪雨災害から20年にあたる事から、改めて防災・減災対策を注視して行かなければなりません。
 「命と学びは平等」の下に、新十日町病院はキャノピー(玄関の庇)や駐車場(年度内)も完備し、隣の県立十日町看護専門学校と雁木でつながり雨雪の日でも安心して行き来出来ます。魚沼基幹病院を核に県立十日町病院を中心として、松代病院はリハビリ室を拡充し包括ケア病棟として県立で残り、町立津南病院、開業医(診療所)と連携して安心して暮らせる医療環境を整えてまいります。
 少子化は全てに影響していますが、子供の数が少なくなる中、高校再編計画により、県立高校でも十日町高校松之山分校の昨年度の新入生は松代高校へ統合入学となり、存続に尽力してまいりましたが、令和7年3月最後の卒業生となります。
 計画の中では令和8年に十日町高校に大学進学を重視した学究コースが1クラス新設されます。
 「玄関口の整備」では、上越魚沼地域振興快速道路十日町道路は中心線が示され、地元の皆さんからは用地の提供などご協力をお願いすると共に、信濃川西側に(吉田地域)インターチェンジの新設要望を含くめ、いよいよ具体的に進捗してまいります。国道353号十二峠新トンネルの開削に向けても活動を続けており、長野県からの玄関口であります国道117号津南町地内の灰雨トンネルも昨年暮れに貫通し、舗装・電気工事など付帯工事を残すのみとなり順調に進んでおります。
 国道405号津南駅(信濃川橋)から国道117号までの歩道整備と共に、新潟県・長野県・群馬県の3県をつなぐ秋山郷・草津温泉ルートは大きな夢であります。
 JR上越線の豪雪時運行停止は大沢駅~石打駅間に雪崩対策としてスノーシェッドの建設など、飯山線と共に具体的な雪対策を進めてまいります。またほくほく線を利用した北陸新幹線(上越妙高駅)と上越新幹線(浦佐駅)を結ぶ高速鉄道構想の新たなルートが県から示され大きな期待が持たれます。
「雪国観光圏」(3県7市町村、十日町市・津南町・魚沼市・南魚沼市・湯沢町・群馬県みなかみ市・長野県栄村)でも連携している群馬県・長野県との上信越三県トライネット構想で本県の空港や港湾などそれぞれの強みを活かし、更なる連携により広域的な政策課題等に対応してまいります。
 文化が経済を興す時代と言われますが、新潟県は観光文化スポーツ部の下に、文化やスポーツを通して観光に結び付けるべく交流人口の拡大に向けて力を入れ、当地においても本年度、第九回大地の芸術祭を迎えますが、インバウンドも含め入込み客の増加が期待できます。
 多くの来訪者が訪れる中里の「清津峡渓谷トンネル」に代表されるように観光はつくられます、私たちの妻有地域も意識してさらなる魅力ある観光地づくりを目指してまいりましょう。
 十日町市内の中学高校生のスポーツでの活躍は素晴らしく、冬期間のクロスカントリースキーの相乗効果も考えられます。
サッカーアルビレックス新潟もJ1に残留となり、我がFC越後妻有女子サッカーチームの活躍も楽しみの一つで、スポーツはまちを元気にします。
 ジョン•レノンの「イマジン」、想像してごらん、みんなが平和の中で生きているって、一緒になって世界が1つになってほしい。正に世界平和を願う今の世の中に当てはまると考えさせられます。
 本年も皆様にとりまして元気に輝く素晴らしい一年となりますことをご祈念申し上げます。

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